ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年6月3日_記事番号:T00057333
自動車用エアバッグなどを手掛ける剣麟(IRON FORCE INDUSTRIAL)の黄正怡董事長は2日、同社顧客、タカタのエアバッグ大規模リコール(回収・無償修理)を受け、「逆に供給量は増えている」と強調。業績に影響は出ないと述べた。3日付経済日報などが報じた。
黄董事長は、「タカタにとって試練だが、当社には無関係」と語った上で、自動車メーカーは今後もタカタに対する発注を継続するとみられると予測した。剣麟はエアバッグ世界市場で合計シェア90%を占める大手ブランド3社(タカタ、オートリブ、TRW)を顧客に抱えており、今回のリコール問題による発注先切り替えが発生した場合も、業績に影響は及ばない見通しだ。
なお剣麟の第1四半期売上高は9億4,000万台湾元(約38億円)で前年同期比6.6%増、純利益は1億4,000万元で9.9%増、1株当たり純利益(EPS)は1.96元で、いずれも同期の過去最高を記録した。主要顧客のタカタ、オートリブ、TRWが年初来在庫を積み増したことが好調の要因だ。また、同社では年内いっぱい受注見通しが立っているという。
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