ニュース 電子 作成日:2015年6月3日_記事番号:T00057336
マイクロソフト(MS)の世界OEM(相手先ブランドによる生産)ハードウエア・マーケティング部門のマネジャー、Marlowe Dayley氏は2日、同日開幕した台北国際電脳展(コンピューテックス台北)で、同社の次期OS(基本ソフト)、ウィンドウズ10について現行の8.1に引き続き、ディスプレイサイズ9インチ以下の端末に対するOEMライセンス料を無料とする方針を明らかにした。業界の試算によると、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)や仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)など同社のOEMパートナーは150億台湾元(約600億円)以上の恩恵を受ける見通しだ。3日付経済日報が報じた。
MSはウィンドウズ10のOEMライセンスを一部無料とすることにより、同OSのモバイル端末における浸透率拡大、およびハードウエアの出荷増、モノのインターネット(IoT)関連のイノベーション促進を図りたい考えで、Marlowe氏は「iOS、アンドロイドOS搭載タブレット端末の出荷が伸び悩む中、ウィンドウズ製品には成長の余地が大きい」と期待感を示した。
なお証券会社は、9インチ以下のウィンドウズ搭載端末の出荷量は今年、前年比約40%増の5,000万台に達する可能性があると予測している。
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