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中国の駐米大使、民進党主席訪米を批判


ニュース 政治 作成日:2015年6月4日_記事番号:T00057350

中国の駐米大使、民進党主席訪米を批判

 中国の崔天凱駐米大使は2日、民進党の蔡英文主席がこのほど訪米したことについて、「蔡主席は米国に面接に来たとの見方もある」とした上で、「なぜ対岸の同胞ではなく、外国人を訪ねて面接を受けるのか。まずは中国人民13億人によるテストに合格すべきだ」などと批判した。4日付自由時報が伝えた。


蔡主席は米国時間3日、米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で演説し、中台関係の「現状維持」は各方面の最大の利益に合致すると述べた(4日=中央社)

 崔大使の発言について、行政院大陸委員会(陸委会)の夏立言主任委員は3日、立法院内政委員会で答弁し、「崔大使の発言は不適切だ。蔡英文氏が出馬するのは中華民国の総統選であり、台湾の2,300万人が決定すべきものだ。他の人がとやかく言う必要はない」と不快感を示した。

 民進党中国事務部の趙天麟主任は「蔡主席が中国人民のテストを受けるべきだという乱暴な発言は驚くべきもので、両岸(中台)の相互理解や意思疎通に役立たない」と批判した。

 蔡主席は2日、米上院軍事委員会のマケイン委員長(共和党)ら政界要人と会談し、米台の軍事交流などについて話し合った。