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「一帯一路に台湾の参加不可欠」=中国海協会副会長


ニュース その他分野 作成日:2015年6月4日_記事番号:T00057352

「一帯一路に台湾の参加不可欠」=中国海協会副会長

 中台による産業協力の在り方を話し合う第5回両岸産業合作論壇が中国・江蘇省昆山市で開かれ、中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の鄭立中副会長は3日、中国の習近平政権が掲げる陸と海のシルクロード構想「一帯一路」について、「台湾の参加は欠かせない」との認識を示した。4日付工商時報が報じた。


鄭副会長は、中韓FTAの台湾への影響は「もともと問題などない」とした(3日=中央社)

 鄭副会長は中国側が両岸合作試験区や自由貿易試験区などの準備を整えている点を挙げ、台湾の自由経済モデル区とも協調しながら、中台双方の庶民、中小企業、農業・漁業関係者、青年に起業・就業の機会を提供したいと説明。台湾に対しては優先的な開放政策を取っていく考えを重ねて表明した。

 鄭副会長はまた、中韓の自由貿易協定(FTA)による影響を懸念する声が台湾に根強いことについて、「中韓FTAは既に署名されたが、履行までにはまだ時間がある。台湾は諦めずに海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)やサービス貿易協定、物品貿易協定、紛争解決などの分野で協力し、両岸協力の新天地を目指すべきだ」と呼び掛けた。