英調査会社、フューチャーソース・コンサルティングの統計によると、明基電通（ＢｅｎＱ）は第１四半期、プロジェクターの世界市場シェアが14.4％と同社としての過去最高を記録した。前年同期比2.3ポイントの伸びで、ＤＬＰプロジェクターでは世界首位。また、フルＨＤプロジェクターも過去最高シェア30.7％を記録し、世界首位を守った。一方、同期のプロジェクター世界市場は前年同期比で4.7％縮小した。４日付工商時報が報じた。
ＢｅｎＱは中国、ロシア、インド、インドネシアなどの重要市場を含む世界16カ国で市場シェアが首位となった。中国市場のシェアは18.2％で、前期比3.5ポイント、前年同期比５ポイントの伸びとなった。豪州、ブラジルなど11カ国では２位となった。
ＢｅｎＱの李文徳総経理は、今年は家庭用、ビジネス用、教育機関用、プロフェッショナルモデルにおいて超短焦点、高輝度などの技術を強化し、ホームシアター、超短焦点タイプに加えて教育用製品、ハイエンドのレンズ交換型プロフェッショナルモデルの出荷拡大を目指すと抱負を語った。
