ニュース 電子 作成日:2015年6月4日_記事番号:T00057364
4日付経済日報が週刊誌の報道を基に伝えたところによると、鴻海精密工業傘下、中国・富智康集団(FIHモバイル)でアップルのスマートフォン「iPhone6」の生産を手掛ける深圳観瀾工場において、廃棄処分となったバッテリーが香港の廃品処理業者に引き渡された後、20〜100人民元(約400〜2,000円)で転売されていたことが明らかとなった。転売による利益は1億台湾元(約4億円)を超えるとみられる。事件を受けて鴻海は、既に内部に大規模な調査チームを立ち上げ、違反行為に関わった関係者の割り出しを進めているとされる。
これについて鴻海は、不良品は関連規定に基づき、資格を有する処理業者に引き渡し、処分していると説明。処理業者が不良品を市場に流入させていた場合、契約に基づき責任を追及するとともに、司法機関に捜査を依頼すると強調した。
鴻海では昨年以降、幹部による取引先からの高額リベート受け取り、マネジャーによるiPhone6の大量窃盗といった内部関係者による犯罪が相次いでおり、事態を憂慮した郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は、告発者に対する高額な報奨金を用意してグループ内犯罪の防止を図っている。
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