ニュース 金融 作成日:2015年6月5日_記事番号:T00057376
金融監督管理委員会(金管会)が4日発表した台湾の金融機関の4月末の融資残高は24兆9,534億台湾元(約100兆円)で前月比1,217億元減少した。世界金融危機の影響を受けた2009年2月以降で最も減少幅が大きかった。5日付工商時報が報じた。
銀行局は、民間企業による運転資金の返済が多く、4月末の融資残高が1,000億元以上減少したと指摘。貿易の短期的資金需要が減ったためで、台湾の輸出のマイナス成長を反映していると分析した。また、企業の外貨需要や協調融資(シンジケートローン)などを対象とするオフショア銀行部門(OBU)の融資残高も800億元以上減った。
企業の融資需要が減少すれば、今後の投資が拡大しない。曽銘宗・金管会主任委員は、不動産市場の取引量も縮小しており、銀行の与信枠が従来ほど伸びていないと指摘した。ただし、経済低迷の警告かどうかを判断するには時間が必要だと述べた。
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