ニュース 商業・サービス 作成日:2015年6月8日_記事番号:T00057406
交通部観光局は今年、人口が16億人を超え、購買力が比較的高いムスリム(イスラム教徒)観光客の訪台人数で前年比10%増を目指している。昨年は予想を上回る延べ18万人が訪台した。観光局は、ムスリムが食べてもよい食品を保証する「ハラル認証」を推進しており、今年はホテルやレストラン、レジャー農場など計24の業者が新たに中国回教協会(CMA)から認証を取得した。これまでに認証を受けた業者は台湾全土で70件に上っている。7日付工商時報が報じた。
なお観光局関係者は、ムスリムの購買力はその他宗派の観光客より20%高く、ムスリム市場の潜在力は大きいと指摘している。
ムスリム市場は東南アジア、中東、中央アジアが中心だ。このうち台湾に近く、航空便も比較的多いマレーシアからの訪台客は昨年延べ43万9,240人で前年比11.39%増、インドネシアからは延べ18万2,704人で同6.66%増となった。
一方、中東のムスリム観光客について旅行業者、行家旅行社(プロツアー)の海英倫董事長は、エミレーツ航空が昨年台北~ドバイに就航したことで訪台が便利になったと指摘。また、台湾は日本、中国に比べて空港や鉄道駅、景勝地における祈祷(きとう)室が充実しており、ムスリム客の誘致に有利だと強調した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722