ニュース 電子 作成日:2015年6月8日_記事番号:T00057419
韓国での中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)拡大に伴い、電子業界の大手企業が従業員の韓国出張をできる限り控えるなど対策に乗り出している。8日付経済日報が報じた。
韓国ではMERSの感染者87人、死者6人に達した(中央社)
半導体のパッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)は韓国京畿道に工場を設置しており、関係する従業員に韓国出張を減らしてテレビ会議で代替するよう求めた他、最近韓国に出張した従業員に対しては、MERSの可能性がある兆候が出たらすぐに報告を行うよう通知した。
DRAM大手、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、韓国に出張に行った従業員に対し、衛生福利部の指示に従って自主的管理を行うよう求めた。液晶パネル大手、友達光電(AUO)も、必要のある場合を除いてできる限り韓国出張に行かないよう従業員に求めた。
華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)などは、韓国にはサービス拠点を展開しているのみのため、比較的管理が容易だとしている。ただ、部品の調達などで依然韓国業者と接触する機会があるため、MERS対策には気を抜かない方針だ。
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