台北市大直地区で開業準備中の台北万豪酒店（台北マリオット・ホテル）は、７月中旬にプレオープンを迎える。オープンを記念して８月末まで、会議などで20人以上で宿泊する団体客向けに朝食付き１泊6,000台湾元（約２万4,000円）のアーリーバードプランを販売する。９日付工商時報が報じた。
台北マリオット・ホテルはマリオット・インターナショナル傘下ブランドが台湾に進出する初のケースとなる。敷地面積7,633坪は台北市内に開業する大型ホテルの規模としては過去10数年で最大だ。
客室320室、レストラン５店の他、1,200人を収容できる会議センターと、総面積1,000坪、計15カ所の多機能展示ホールおよびウエディングホールを擁する。会議に参加する海外などからのビジネスマンが利用客の30％を占めると想定している。
初年度の平均宿泊価格は6,500〜7,000元、平均稼働率70％を目標とする。目標宿泊価格は１万元水準の台北寒舎艾美酒店（ルメリディアン台北）や台北Ｗホテルに及ばないが、台北マリオット・ホテルでは、台湾を訪れるビジネス客の増加率は限定的で、世界金融危機後は国際企業の出張予算も増えていないと説明した。
