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台北101モール成長鈍化、ユーロ安・円安で


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年6月9日_記事番号:T00057436

台北101モール成長鈍化、ユーロ安・円安で

 台北101の周徳宇総経理は、ユーロ安、円安によって消費者が海外でブランド品を買うようになり、台北101購物中心(台北101モール)の売上高の伸びが鈍化していると話した。昨年は2桁成長だったが、今年は5月、1〜5月売上高ともに1桁成長にとどまった。9日付工商時報が報じた。

 ただ周総経理は、成長は鈍化しているが、目標には達しており、百貨店業界全体より高い伸びだと指摘した。経済部の統計によると、百貨店業界の4月売上高は262億台湾元(約1,050億円)で前年同月比6.7%増、1〜4月累計は988億元で6.6%増だった。

 宋文琪同社董事長は、航空会社との提携やVVIPサービス、展望台に優先的に登れる「ファストパス」(1,000元)の販売などで業績拡大を図ると語った。

 台北101は昨年利益が前年比64%増の21億元で過去最高だった。賃貸オフィスの入居率が96%とほぼ満室な他、観光客は予想より2〜3割多く、展望台の入場者数は延べ290万人近く、入場券の売り上げは14億5,000万元に上った。