ニュース 電子 作成日:2015年6月9日_記事番号:T00057445
9日付電子時報によると最近、大手パソコンブランドで在庫消化のスピードが鈍化しており、特に欧州市場では第1四半期に需要を上回る出荷が行われたことから今期、末端市場で消化不良を起こしており、大幅な値下げによる在庫消化の必要に迫られていると伝えられている。こうした中、同市場ではブランドメーカーが業績を確保するために行う余分な出荷の受け入れを拒否するPC販売業者も出現しており、今年下半期、PCサプライチェーンは厳しい試練にさらされる見通しだ。
PC受託メーカーによると、第2四半期のPC市場はマイクロソフト(MS)の次期OS(基本ソフト)「ウィンドウズ10」発売を前に消費者の模様眺め傾向が強まっていること、および依然としてモバイル端末により市場の侵食を受けていることから、サプライチェーン全体で在庫状況に対する危機感が高まっている。
さらにウィンドウズ10は発売後1年以内は一部OSから無料でアップグレードが可能となることから、PCの買い替え需要を刺激することは難しいと予測される中、ブランドメーカーは例年の需要期に当たる第3四半期、慣例的に出荷量を拡大するが、実際の販売量は近年で最低水準に落ち込むと予測され、サプライチェーンでは第4四半期にかけて楽観できない状況が続く見通しだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722