ニュース 社会 作成日:2015年6月10日_記事番号:T00057458
国民党主導で改定された高級中学(高校)の学習指導要領(国語、社会分野)に反対する反黒箱課綱(反密室指導要領)運動が台湾全土に拡大する中、呉思華教育部長が9日、国立台中第一高級中学(台中一中)での座談会に臨んだ。しかし、呉教育部長の車が反発する生徒らに取り囲まれるなど、現場は大混乱に陥った。10日付自由時報が伝えた。
中部各地から集まった数百人の教師、生徒で会場は満席になった(9日=中央社)
改定指導要領は、「日本統治時代」という表記を「日本植民統治時代」に改めるなどする内容で、国民党政権が密室で決定したとして批判を浴びている。
呉教育部長は本来、生徒らをなだめる目的で座談会に臨んだが、到着時にプラカードを掲げる学生らが待ち受ける正門を避け通用門から入ったほか、2時間にわたる座談会の内容も生徒らの質問に明確に答えなかったことから生徒らの不満が爆発。座談会終了後には、学生らが呉教育部長の車を取り囲み、「謝罪しろ!指導要領を撤回しろ!」などと叫ぶ事態となった。
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