ニュース 食品 作成日:2015年6月10日_記事番号:T00057465
モヤシ栽培業者、錦輝農産(台中市)が、漂白剤として亜ジチオン酸ナトリウムを違法に使用していた事件の判決公判が9日、台中地方法院で開かれ、食品衛生管理法違反の罪で起訴された経営者の蔡瑞益被告に懲役10月(執行猶予3年)の判決が言い渡された。10日付中国時報が伝えた。
判決はまた、被害者への賠償を目的として、国庫への80万台湾元(約320万円)の支払い、犯罪所得120万元の没収も命じた。
判決によると、蔡被告は1994年からモヤシの栽培と販売を開始。モヤシが酸化で黄ばむのを防ぐため、04年から工業用亜ジチオン酸ナトリウムの水溶液でモヤシを漂白して販売していた。
蔡被告は14年に工業用の亜ジチオン酸ナトリウムの使用を取りやめ、食品用に切り替えたが、亜ジチオン酸ナトリウムは食品用であっても生鮮野菜への使用は禁止されている。この10年間の出荷量は7,300トンに上った。
台中地方法院は、蔡被告が起訴事実を全面的に認めている上、摘発前に工業用の亜ジチオン酸ナトリウムの使用を取りやめた点、摘発後に韓国からモヤシ洗浄機器を導入した点などを酌量し、執行猶予付きの有罪判決を下した。
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