ニュース 政治 作成日:2015年6月11日_記事番号:T00057487
野党民進党の蔡英文主席は9日深夜、12日間の訪米から帰台し、10日に党中央常務委員会で訪米の成果を説明した。11日付聯合報が伝えた。
蔡主席は党内で、立法委員の公認候補選出を急ぐよう指示した。まだ決まっていないのは30選挙区だ(10日=中央社)
蔡主席は「今回の訪問では2つのメッセージを伝えた。台湾と米国に共通する価値観は民主であること、安定的で予測可能な両岸(中台)関係を構築することは民進党の責任であることだ」と述べた。
蔡主席は訪米中に「壮大台湾(台湾の実力向上)」という理想を掲げたことに関連し、「台湾の実力向上には全土の支持を集結することが必要だ。前回の民進党政権では立法院での過半数が取れず、多くの改革が頓挫した」とし、総統選での勝利だけでなく、立法委員選でも過半数議席の確保を目指す考えを示した。
一方、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は、蔡主席が訪米中、中台の「1992年の共通認識(92共識)」の「一つの中国」の解釈に具体的に踏み込まなかったことについて、「92共識は抽象的な概念ではなく、歴史上の名詞だ。両岸同胞は民進党が両岸はどのような関係なのか、両岸関係発展の基礎は何なのか、どうやって両岸関係の平和的、安定的発展を守っていくか明確に回答することを求めている」と述べた。
馬報道官は、国際空間での台湾独立運動に反対する従来の立場を示した上で、「民進党指導者(蔡主席)は米国で両岸関係についていろいろ言及したが、最も核心となる問題については明確に語っていない」と批判した。
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