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ポピュリズムによる「亡国」阻止=洪秀柱氏の総統選政見


ニュース 政治 作成日:2015年6月11日_記事番号:T00057489

ポピュリズムによる「亡国」阻止=洪秀柱氏の総統選政見

 来年の総統選に向け、与党国民党で唯一、候補選考過程に残っている洪秀柱同党副主席(立法院副院長)は10日、同党中央常務委員会で「道」と題する政見を発表し、「今回の出馬で台湾の理性的な力を取り戻したい」と述べた上で、ポピュリズムが「亡国」につながることを許さないと強調した。11日付聯合報が伝えた。

 
洪副主席は「民進党はここ数年台湾独立の旗印を隠しているが、彼らの分離主義は一貫している」と述べた(10日=中央社)

 洪副院長は「志ある多くの人は、台湾社会の秩序の乱れを懸念している。さらに、政党、政治の中には世論にこび、ポピュリズムに走る様子が見受けられ、しばしば是非が分からなくなり、価値観が混乱している。それが総統に当選した際に改善しなければならないことだ。社会の道徳の喪失やポピュリズムによる亡国は許さない」と訴えた。

 洪副院長はまた、野党民進党の切り札は「台湾独立」と「反原発」であり、台湾独立については、「分離主義は安全上の脅威、発展からの離脱、経済の停滞、社会の憎悪をもたらす」と批判。反原発については、ポピュリズムで進めていると指摘した。