ニュース 運輸 作成日:2015年6月11日_記事番号:T00057490
韓国で中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)感染が拡大する中、長栄航空(エバー航空)は10日、15日から韓国線を週20便から週7便に減便すると発表した。今週、韓国線の搭乗率が3割まで低下し、7月初旬からの減便計画を繰り上げた。11日付経済日報が報じた。
エバー航空は15日から、▽台北(桃園)〜ソウル(仁川)、週7便(現在9便)▽高雄~ソウル(仁川)、運休(週7便)▽台北(松山)〜ソウル(金浦)、運休(週4便)──とする。
韓国当局の統計によると、韓国行き旅行を取り消した外国人旅行者は2万人を超え、うち85%が中国人だった。韓国でのMERS感染者は122人に増えた。死者は9人。
各地の空港や病院で、MERS感染疑いが見つかった場合の模擬演習が行われている(10日=中央社)
交通部観光局は10日、MERSを理由に6〜7月の韓国行きを取り消したり、ツアーを変更した台湾人旅行者は2万5,000〜3万人と発表した。中華民国旅行商業同業公会全国聯合会(旅行業全聯会)へのアンケートに基づく数値のため、自由旅行者は入っていない。
観光局の統計によると、1〜4月の台湾人の訪韓旅行者は延べ20万9,900人で前年同期比11%増、韓国人の訪台旅行者数は22万2,400人で22%増だった。いずれも中国、日本、香港・マカオに続き4番目に多かった。MERS感染拡大は、航空、旅行業界に打撃を与えそうだ。
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