ニュース その他製造 作成日:2015年6月11日_記事番号:T00057491
太陽電池用導電性ペーストなどに使用される貴金属パウダーを生産するドイツのヘレウス社は10日、台湾の碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)に特許を侵害されたとして智慧財産法院(知的財産裁判所)に提訴した。これに対しギガソーラーは「当社は一貫して他社の特許を尊重してきた」と強調し、徹底的に争う姿勢を示した。11日付工商時報が報じた。
ギガソーラーは近年、世界の太陽電池用導電性ペースト市場で勢力を拡大しており、既存の大手メーカーに脅威となっていると同時に、同社の高い収益力がねたまれている。こうした中、いつかは同社が特許侵害で提訴されるとの観測が絶えなかった。
ギガソーラーが提訴されたことに対し市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のエナジートレンドは、台湾の太陽電池メーカーは最近中国からの受注が多く、同市場では特許問題の影響は大きくないと指摘した。また、ギガソーラーは中国市場でのシェアを高めている上、電池メーカーが導電性ペーストの調達先を切り替えるのは今回の訴訟による影響が明確になった時点と予想され、すぐさま大きな影響が出る可能性は低いとした。
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