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ハンスターのオンセル型出荷比率、下半期30%に拡大も


ニュース 電子 作成日:2015年6月11日_記事番号:T00057502

ハンスターのオンセル型出荷比率、下半期30%に拡大も

 中堅液晶パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター)が10日に開催した株主総会で、簡廷憲・同社製品開発製造センター副総経理は、オンセル型タッチパネルの出荷比率を下半期は20〜30%と、上半期の10%未満から大きく引き上げたいと語った。業界で低温ポリシリコン(LTPS)パネルの増産が相次ぎ、ハイエンドスマートフォン用パネル市場の競争が激化する中、同社はロー〜ミドルエンド製品にターゲットを定めており、コストを抑制することでオンセル型タッチパネルの収益力向上を図る方針だ。11日付工商時報が報じた。

 ハンスターは2013年末に和鑫光電(ハンスタッチ・ソリューション)から取得した第5.3世代タッチセンサー工場でOGS(カバーガラス一体型)パネルおよびオンセル型タッチパネルの開発を継続しており、中国・江蘇省南京市で生産するパネル後工程モジュール(LCM)およびタッチパネルモジュールと組み合わせることで生産効率を高めたい考えだ。

 なお同社は今年、25億台湾元(約100億円)を投じた高解像度パネルの生産設備調達、ボトルネック除去などにより生産能力を拡充する方針で、下半期には5.3世代工場の生産能力は現在の11万枚から13万枚に拡大する見通しだ。