ニュース 電子 作成日:2015年6月11日_記事番号:T00057505
台塑集団(台湾プラスチックグループ)のDRAM大手、南亜科技は、第3四半期のLPDDR2受注が満杯だ。11日付工商時報が報じた。
呉董事長は、DRAM産業は特許などの知的財産権(IP)が必要で、技術は難易度が高く、中国メーカーが参入してもすぐに台湾に打撃とならないと語った(10日=中央社)
同社は、汎用DRAMが供給過剰で価格が下落し、特殊用途DRAMにも影響したことで、第2四半期は業績の谷底だが、第3四半期は需要期で汎用DRAMの供給過剰が緩和する他、消費者向けやモバイルDRAM需要が好転し、LPDDR2需要が非常に強まると説明した。
背景には、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーなどDRAM大手が今年はモバイルDRAMからLPDDR4生産に重点を移し、LPDDR2生産を縮小する一方で、中国の携帯電話メーカーが第3四半期に発売予定の新機種に比較的安いLPDDR2を大量に採用することがある。
同社は昨年大規模な減資で累積損失を一掃し、10日の株主総会で2台湾元(約8円)の配当を決定した。復配は7年ぶり。呉嘉昭董事長は、20ナノメートル製造プロセス投資のため、4億株を上限とした現金増資を行う考えを示した。メモリーモジュール最大手のキングストン・テクノロジーが引き受けるようだ。
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