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製薬の晟徳、澳優乳業にTOB


ニュース 食品 作成日:2015年6月12日_記事番号:T00057524

製薬の晟徳、澳優乳業にTOB

 製薬の晟徳大薬廠(センター・ラボラトリーズ)の林栄錦董事長は11日、韓国の政府系ファンドや遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)、元大金融控股などと共同で、幼児用粉ミルク大手で香港上場の澳優乳業(オースニュートリア・デイリー)に対し、株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。株式20%の取得を目指し、総額72億台湾元(約290億円)を予想。同社は既に澳優乳業に40.35%出資している。12日付経済日報などが報じた。


林董事長。台湾の製薬会社が香港上場企業を買収する初のケースとなる(11日=中央社)

 同社は21日以内に公開買い付けを開始し、期間は4~6週間、早ければ7月末までに完了予定だ。

 林董事長は、澳優乳業は年間売上高が100億元で、OEM生産(相手先ブランドによる生産)が65%を占めるが、今後は15%まで引き下げ、自社ブランドを強化すると説明した。