ニュース 機械 作成日:2015年6月12日_記事番号:T00057525
東元電機(TECO)は11日の株主総会で役員改選を行い、邱純枝総経理(54)が董事長に昇任した。1956年の同社設立以来、初の女性董事長だ。当面総経理を兼任する。劉兆凱氏(68)は董事長を定年退職するが、常務董事に留任する。12日付工商時報が報じた。
邱氏はミシガン大学でMBA(経営学修士)取得後、黄茂雄TECO会長に引き抜かれ同社財務長に就任。05年に総経理に就いた。08年にはTECO出資の亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)董事長に就任し、黒字転換に導いた。
一方、劉氏は07年、黄氏からTECO董事長を引き継ぎ、家電、モーター事業の他、電気自動車(EV)や風力発電など新事業でも成果を挙げた。フィリピンのEV工場は第3四半期に稼動予定だ。5月に中国鋼鉄(CSC)と合弁で洋上風力発電機メーカーを設立しており、年末に台中港付近で5メガワット(MW)の発電機1基を設置する予定。30年までに1,000億台湾元(約4,000億円)とされる洋上風力発電市場の商機獲得を目指す。
黄会長を父に持つ黄育仁氏も常務董事入りした。次世代の事業承継計画をうかがわせる。
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