ニュース 社会 作成日:2015年6月15日_記事番号:T00057535
台湾の主要6都市で盗難に遭った自動車およびバイクの色に関する最新統計によると、「青い車」と「黒いバイク」が最も盗難台数が多いことが明らかとなった。
自動車の盗難は午前1〜5時の間が最も多いという(中央社)
同統計は、▽台北市▽新北市▽桃園市▽台中市▽台南市▽高雄市──の6都市で免許事務などを行う各地の「監理所・站」が2012年〜15年5月のデータを集計、分析したもので、車の色別盗難台数は「青系」が2,914台で最多。上位10色のうち26%を占め、これに「白」の2,035台(18%)、「黒」の1,671台(15%)が続いた。
ちなみに▽シルバーグリーン▽ダークグレー▽ダークグリーン▽緑▽オレンジ▽黄色──は盗難された台数が比較的少なかった。
一方、バイクの場合は「黒」が1万1,491台で最多。上位10色のうち28%を占めた。2位は「シルバー」の9,700台余り(24%)、3位は「青」で4,400台余り(11%)となった。なお各市別に見ると、台北市では「シルバー」が1位となったが、残りの市では「黒」が一番多く盗まれていた。
なお盗難台数が少なかったバイクの色は▽赤白▽グレー▽ダークグリーン▽ピンク▽ダークレッド──となった。
高雄市区監理所の鄭棍泉科長は、「青い車」の盗難台数が多いことについて、軽トラックの盗難率が高く、軽トラックは青い車体が多いためと説明。この他、自動車の販売台数は白、シルバー、黒の順に多くなっており、これが統計に反映されたと指摘した。なおトヨタの台湾総代理店、和泰汽車は、軽トラックには盗難防止機能が付いていないことが盗難率の高さにつながっていると分析した。
一方、バイクについては黒を購入する市民が多い他、近年、バイクメーカーがシルバーの新車販売に注力していることが、両カラーの盗難が多い理由となっているようだ。
なお鄭科長は、「泥棒はベーシックな色の車両を好み、派手な色は避ける傾向にある」と指摘している。台湾で車やバイクを買う際は思い切った色使いのものを選んだ方がいいかもしれない。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722