ニュース 金融 作成日:2015年6月15日_記事番号:T00057544
生命保険大手、南山人寿保険の杜英宗副董事長は12日、3年以内に中国進出を目指す考えを明らかにした。中国進出に当たっては、潤泰集団(ルンテックスグループ)傘下の流通業者、中国大潤発(RTマート)と提携するもようだ。13日付経済日報が伝えた。
杜副董事長は「南山人寿の3カ年計画の一環だ」と述べた上で、「中国に生保会社を設立する場合、必ずしも金融機関との合弁は必要なく、一般企業との合弁が可能だ」とし、提携先については、明言を避けつつ、「(中国でチェーンスーパーを経営する)大潤発のような企業を通じ顧客との接触が可能だ」と述べた。
南山人寿は実際、潤泰集団と提携に向けて接触しており、双方は中国で合弁生保会社を設立する構えとされる。提携の背景には、南山人寿と潤泰集団は共通の株主がいる上、大潤発は中国に300カ所以上の店舗があり、保険商品の販路を確保しやすいことがある。
ただ、南山人寿の親会社で、潤泰集団と宝成国際集団の合弁による投資会社、潤成投資控股は、2011年に南山人寿を米AIGから買収した際、南山人寿の投資先の株主などに資本を再投資しないことを金融監督管理委員会(金管会)に約束している。中国での生保合弁は当時の約束に違反する可能性があるため、金管会の判断が待たれる。
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