ニュース 電子 作成日:2015年6月15日_記事番号:T00057555
華碩電脳(ASUS)の施崇棠(ジョニー・シー)董事長は12日、同社に対し業績が低迷するスマートフォンブランド、宏達国際電子(HTC)を買収すべきとの声が市場で出ていることに対し、「そうした可能性を排除しない」と語り、内部で非公式に検討を行っていることを明らかにした。ただ、これに対し外資系証券会社は、HTCの経営陣が売却を決定する可能性は低いとの見方を示している。14日付工商時報などが報じた。
施ASUS董事長(右)は、いかなる買収事案も双方の意向と合併後の相互補完効果を重要視すると語った(12日=中央社)
証券会社アナリストはさらに、「ハイエンドスマホ市場はアップルが独占、ロー〜ミドルエンド市場で中国ブランドの台頭により競争が激化し、多くのブランドで出荷が伸び悩む中、ASUSとHTCの合併は良いアイデアとは言えない」と指摘している。
なお、ハイテク情報サイト「癮科技(Cool3C)」によると、HTCが12日、特定部門の従業員の大部分に対し、解雇通知を送付したとの観測が出ている。また、スティック型カメラやヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)など新事業に関わる従業員にもリストラの影響が及んでいるとの見方もある。これに対しHTCは観測を強く否定している。
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