ニュース 電子 作成日:2015年6月15日_記事番号:T00057559
中国政府の支援で構築が進む中国の「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」に対する懸念が広がる中、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介董事長は12日、「こうした呼び方は台湾にしかない。ありもしない恐怖におびえてはならず、士気を失ってはいけない」と語った。13日付工商時報が報じた。
蔡董事長は、中国と台湾は対立でなく、ウインウインとなる提携を模索すべきと話した(12日=中央社)
蔡董事長は、脅威を懸念するばかりでなく、台湾の国際競争力を高める方法を考えるべきで、政府に対し開放を進めるよう求めた。また、台湾企業は視野を広げ、グローバルな発展を目標にすべきで、恐れず全てのチャンスに挑むべきだと語った。
最近、▽NXPセミコンダクターズによるフリースケール・セミコンダクタ買収▽アバゴ・テクノロジーズによるブロードコム買収▽インテルによるアルテラ買収──など大規模なM&A(合併・買収)の発表が続いている。蔡董事長は、買収額はどれも100億米ドル以上で、半導体産業の成熟化の表れだと述べた。台湾のIC設計業界も海外買収のうまいやり方を見習うべきで、政府はそれが可能な環境を整備すべきだと述べた。
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