ニュース 電子 作成日:2015年6月15日_記事番号:T00057560
ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、モノのインターネット(IoT)分野で重要な役割を果たすコンタクトイメージセンサー(CIS、密着型イメージセンサー)事業に注力しており、ミドル〜ハイエンドスマートフォン向けCISでシェアの大部分を握っているソニーとサムスン電子に対決姿勢を示している。15日付電子時報が報じた。
現在、世界の主なCISサプライヤーとしては、ソニー、サムスン、SKハイニックス、東芝、アプティナ・イメージング、オムニビジョンが挙げられるが、このうちTSMCはアプティナとオムニビジョンを顧客としている。
しかしオムニビジョンについてはここ数年、ロー〜ミドルエンド製品に注力し、ハイエンド技術でソニーやサムスンに後れを取っている他、先ごろ、中国の投資会社への身売りが決まり、今後、生産の委託先が中国のファウンドリーへ切り替わる可能性が浮上している。
またソニーはこれまでCISを自社グループ内でのみ生産し、外部への委託を行っておらず、TSMCは同社を顧客として獲得できない状況となっている。しかしTSMCは米インビザージュ・テクノロジーズなど潜在能力の高い顧客との協力を進め、ソニーの地盤を切り崩したい考えだ。
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