ニュース 政治 作成日:2015年6月16日_記事番号:T00057565
与党国民党の総統選候補を決める予備選挙に唯一立候補していた洪秀柱同党副主席(67、立法院副院長)が世論調査で46%という高い支持を集め、公認資格を満たしたことで、洪氏に最終局面で出馬辞退を求めるという「裏のシナリオ」が崩れたとの観測が浮上している。16日付中国時報が報じた。
王立法院長(右)は計算に走り過ぎて失敗したとの評もある(中央社)
洪氏の支持率は、国民党内部の世論調査で5月中旬時点では10%余りにすぎなかったが、6月上旬には29.5%まで上昇。ふたを開けてみれば、世論調査本番では公認に必要な支持率30%を大幅に上回った。
洪氏自身も最近のインタビューで、「最初に立候補書類を受け取った当時は捨て石になる考えだった」と語っている。
事実、党内では朱立倫主席と王金平立法院長の間で、王立法院長が最終局面で出馬を表明し、朱主席が洪氏に出馬辞退を促すというシナリオで暗黙の了解が成立していたとの説がささやかれている。
しかし、洪氏が世論調査で高支持率を集めたことで、党指導部の目算は狂い、洪氏は一躍、総統選候補の本命に浮上した。国民党関係者は「洪氏の支持率が全国代表大会(党大会)前に低下する可能性は低くなった」と分析している。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722