ニュース 電子 作成日:2015年6月16日_記事番号:T00057578
華碩電脳(ASUS)の施崇棠(ジョニー・シー)董事長が12日に宏達国際電子(HTC)買収について「可能性を排除しない」と発言したことに対し、HTCは15日、「ASUSとの合併はあり得ない」とコメントした。16日付工商時報が報じた。
HTCは2011年をピークに経営が悪化。これまで外資系証券会社などから、他のブランドへの身売りも選択肢の一つとなるとの見方が相次いでいた。しかし、王雪紅HTC董事長が董事長を兼任する威盛電子(VIAテクノロジーズ)は9年間赤字が続いているにもかかわらず手放していないことから、現時点でHTCを売却する可能性は低いと工商時報は指摘した。さらにHTCがアップルのような高いブランド価値を追求せず、厳しい財務管理で経営の安定に努めれば、黒字転換は難しくないとの見方を示した。
なお、欧州系投資銀行の主管は、HTCの16年度のEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)を45億台湾元(約180億円)と予測。同業界における買収額は通常、EBITDAの5〜10倍となっていることから、同社の買収には450億元が必要と試算した。
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