ニュース 医薬 作成日:2015年6月17日_記事番号:T00057602
台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)の林栄錦元董事長が複数の新薬特許技術をスイス企業に不当に低い条件で供与していた事件で、台北地方法院検察署は16日、林元董事長を起訴した。17日付工商時報が伝えた。
これに関連し、TTYは林元董事長が会社に与えた損害は少なくとも30億台湾元(約120億円)に上るとして、林元董事長を相手取り、30億元の損害賠償を求める民事訴訟を起こす考えを明らかにした。
林元董事長は「検察の見解には誤解があり遺憾だ。弁護士と相談の上、詳細な証拠を示し、訴訟で潔白を証明したい」とコメントした。
TTYによると、林元董事長は「Liposomal Doxorubicin/CaelyxⅡ」「Risperidone」「Leuprolide」「Lipo-AB」という複数の新薬特許技術を供与する際、本来業界の慣行として受け取るべきマイルストーンペイメント(開発段階に応じた権利金)や契約一時金をほぼ受け取らない内容で契約を結び、会社に損害を与えた。
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