ニュース 電子 作成日:2015年6月17日_記事番号:T00057606
ブルームバーグ通信はこのほど、スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)で完成品在庫の資産に占める割合が第1四半期に2.35%に達し、1997年に在庫過多で経営破綻の危機に直面した米アップルの状況に似ていると指摘した。17日付自由時報が伝えた。
HTCは最近、経営不振で業績見通しを下方修正した上、第2四半期に特別損失を計上するなどしたため、株価が上場来安値を更新していた。HTCはブルームバーグの報道に関するコメントを避けた。
HTCの完成品在庫の割合は11年は0.6%だったが、その後年々上昇。スマホは爆発的な販売増が見込めない上、新商品の発表周期が短いため、在庫過多は経営への致命傷になりかねない。
ブルームバーグのアナリストは、「在庫過多はハイエンドスマホ『M9』の販売が当初予想を下回っていることを示している。もともと評価が高くなかった上、サムスン電子やアップルの競合機種に敗れた格好だ」と指摘した。
一方、HTCをめぐっては同業による救済合併説も浮上しているが、宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)執行長は「HTCを買収する計画はない。われわれはそんなに無邪気ではなく、買収には非常に多くの要素を考慮する必要がある」と述べ、慎重な姿勢を示した。
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