ニュース 電子 作成日:2015年6月17日_記事番号:T00057607
金属粉末射出成型法(MIM)によって生産されるヒンジは、同部品を採用したアップルのノートパソコン「マックブック」最新機種向け、およびウエアラブル(装着型)端末向けの需要が下半期から大幅に増加する見通しで、新日興(SZS)、兆利科技工業(JARLLYTEC)など台湾ヒンジメーカーにも恩恵をもたらしそうだ。17日付電子時報が報じた。
アップルはこれまでノートPC「マックブック・エア」および「マックブック・プロ」とも中空ヒンジを採用していたが、超薄型軽量製品の「エア」よりもさらに薄く、軽い12インチディスプレイ搭載の最新マックブックにはヒンジの硬度を高めることが可能なMIM製法が採用された。また、複雑な設計が求められるウエアラブル端末向けにもMIM製法の需要が高まっている。
新日興は、MIMヒンジ生産ラインの上半期稼働率はわずか50%だったが、ノートPCおよびウエアラブル端末向け需要の高まりを受けて7月からフル稼働となるとの見通しを示した。なお同社は今後、新北市樹林区に保有する2,000坪の土地に新工場棟を建設して、MIMヒンジの生産能力を拡充する計画だ。
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