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電子大手の14年R&D費、対売上高比で低下


ニュース 電子 作成日:2015年6月18日_記事番号:T00057637

電子大手の14年R&D費、対売上高比で低下

 信用調査会社、中華徴信所企業の統計によると、台湾の電子業界の2014年連結売上高上位20社のうち12社で、研究開発(R&D)費の売上高に対する比率が前年より低下していた。18日付工商時報が報じた。

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は14年R&D費が568億2,400万台湾元(約2,300億円)と電子業界20社で最高だったが、対売上高比は7.45%で前年比0.61ポイント低下した。EMS(電子機器受託生産サービス)最大手、鴻海精密工業はR&D費が488億5,400万元で2番目に多かったが、対売上高比は1.16%で0.02ポイント低下した。一方、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)はR&D費が433億3,700万元と3番目に多く、対売上高比は20.34%と0.9ポイント上昇し、電子業界20社で最高だった。

 上位20社のR&D費を合計しても3,046億元と、韓国のサムスン電子の134億米ドル(約4,069億元)を下回った。中華徴信所は、台湾はR&D投資意欲が不十分だと指摘した。