ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

イノラックス・AUO、4Kパネル出荷増で利益確保へ【図】


ニュース 電子 作成日:2015年6月22日_記事番号:T00057665

イノラックス・AUO、4Kパネル出荷増で利益確保へ【図】

 市場調査会社、IHSディスプレイサーチはこのほど、超高解像度4K2Kテレビ向けパネルの4月世界出荷量が初めて300万枚を突破し、市場浸透率が14%に達したとの調査結果を発表した。液晶パネル価格全体の下落が続く中、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)は、単価の高い4Kパネルの出荷を拡大により利益への影響を抑えたい考えだ。21日付経済日報が報じた。

 4Kパネルの今年の出荷目標について、イノラックスは前年比50%増となる1,000万枚に設定、AUOは600万〜700万枚を目指している。両社とも今年は大幅な生産能力の増強を予定していない中、高単価製品をより多く生産することで利益成長を狙う。

 なおディスプレイサーチが20日に発表した6月末時点のパネル価格は、携帯電話用が1〜3%下落、タブレット端末用7インチパネルが5〜6%下落、ノートパソコン用が1〜2%下落、テレビ用も32インチで3〜4%、40〜48インチで1%の下落と大部分で下落傾向を示しており、大型の4Kパネルのみが好調となっている状況がうかがえる。