ニュース 電子 作成日:2015年6月22日_記事番号:T00057668
米金融情報誌「バロンズ」のブロガー、シューリー・レン氏はこのほど、世界のスマートフォン市場減速は中国市場の需要が飽和状態に向かっていることを示しているとして、台湾積体電路製造(TSMC)の業績の先行きに悲観的な見方を示した。これに先立ち、TSMCは今年の通期業績を楽観し、第2四半期はやや落ち込むものの、下半期には回復が見込まれるとの判断を示していた。20日付経済日報が報じた。
また、バーンスタイン・リサーチはこのほど、TSMCの売上高と世界のスマホ出荷台数の間には相関関係があると指摘した。バーンスタインはスマホの出荷台数伸び率が今年の16%から来年は8%に減速すると見込んでおり、TSMCにとって悪材料となりそうだ。
TSMCは昨年第3四半期以降、アップルのiPhone、iPad向けのプロセッサーの独占サプライヤーとなり、これまで業績が大幅な成長を示したが、アップルの次世代プロセッサーをTSMCが独占するのは困難とみられるため、バーンスタインは「アップルは(TSMCに)下振れリスクしかもたらさない」と警告した。
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