ニュース 公益 作成日:2015年6月23日_記事番号:T00057682
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の麦寮発電所(雲林県麦寮郷)に対し発給されている発電燃料、歴青炭の使用許可証が28日に有効期限を迎える。しかし同発電所が雲林県政府に提出した延長申請はこれまで2度にわたり差し戻されており、今後4日以内に有効期限の延長または新規許可証の発給が受けられなければ、出力60万キロワット(kW)の発電機1台が29日に運転停止を迫られ、台湾域内の電力供給がさらにひっ迫する事態となる。23日付自由時報が報じた。
雲林県環境保護局(環保局)の曽春美局長は、「台プラは毎年10月から翌年の3月にかけて発電機を停止して検査・保守点検を行うことで汚染物質の排出量を減らすことに同意しているが、県政府はより具体的な計画の提示と資料の補足を求め、申請を差し戻した」と説明。その上であす(24日)に3度目の審査会議を開くと語った。
麦寮発電所は発電機3台を備え、総出力は180万kW。発電した電力は台湾電力(台電、TPC)に売却され、南投県、彰化県、雲林県、嘉義県、台南市などの一般用、工業用に供給されている。
台プラは麦寮にコジェネレーションシステムを導入した工場3基を構えており、うち1基についても7月4日に歴青炭の使用許可期限を迎える。
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