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ウィンドウズ10、上位ノートPCへの権利金引き上げか


ニュース 電子 作成日:2015年6月23日_記事番号:T00057697

ウィンドウズ10、上位ノートPCへの権利金引き上げか

 23日付電子時報が業界関係者の話を基に報じたところによると、マイクロソフト(MS)とノートパソコンブランド各社との間で最近、同社OS(基本ソフト)、ウィンドウズ10のライセンス料に関する交渉が続けられており、そこでMSはCore i7プロセッサー、フルハイビジョン(フルHD)ディスプレイなどを搭載したハイエンド機種については従来より高い権利金を要求した。これが既に確定的な状況となっているとされ、ノートPCブランドの経営圧力が増すとの懸念が出ている。

 業界関係者によると、MSは権利金について譲歩を見せない強い態度を示しており、交渉の余地はほとんどないとされ、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)などブランド各社のハイエンド・ノートPC新機種が影響を受ける見通しだ。ただ実際の権利金は製品の出荷量や市場での地位によってブランドごとに異なるとみられる。

 今年のノートPC市場は景気が大きく好転するとの見通しが立っていない中、現段階で各ブランドがノートPC価格を引き上げる可能性は低く、権利金コストが増加すれば自社で吸収せざるを得ず、ハイエンド機種の利幅が圧縮されることになる。