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「抗日戦争勝利」、中台が別々に記念行事


ニュース 政治 作成日:2015年6月24日_記事番号:T00057707

「抗日戦争勝利」、中台が別々に記念行事

 中国共産党と中国人民解放軍は23日、抗日戦争勝利70周年の記念日に当たる9月3日に北京市中心部の天安門広場で記念式典と軍事パレードを行うと発表した。一方、台湾も中華民国として日本に勝利したとの立場から、7月4日に馬英九総統が新竹県の湖口基地で閲兵を行う。中台は「抗日戦争勝利」を別々に祝賀する格好だ。24日付聯合報などが伝えた。


湖口基地では7月4日の閲兵行事に備えた演習が行われた(23日=中央社)

 台湾軍は1946年(中華民国35年)に発行された勝利記念メダルを復刻し、中国や海外に居住する元国民党兵に配布するための申請を受け付けると発表した。また、7月4日の閲兵行事に抗日戦争に参加した老兵を招く。

 一方、中国側が抗日戦争勝利70周年記念行事に国民党軍の老兵を招いていることについて、台湾国防部は23日、「中共(中国共産党)による統一工作の影響を受けるべきではない」として、招待に応じないよう呼び掛けた。

 国防部の羅紹和報道官は「中華民国が8年間の抗戦を主導したことは史料で証明されており、絶対に改ざんできない。両岸(中台)人民が青史を灰にはしないという態度で、抗戦の史実と平和の重要性を正確に認識すべきだ」と述べた。