ニュース 電子 作成日:2015年6月24日_記事番号:T00057719
自社ブランド製マザーボード市場でかつて最大手の地位にあった精英電脳(ECS)がこのほど同事業について、「今後は顧客からの需要が特別な高まりを見せない限り、積極的に販売に注力することはない」とコメントし、段階的に撤退することを示唆した。同市場では年を追って需要が減退している上、大手の華碩電脳(ASUS)と技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)による価格競争が激化しており、中堅ブランドが市場から撤退するとの観測が絶えない。24日付電子時報が報じた。
ECSはここ2年間に進めた事業転換が成果を見せ、ノートパソコン、タブレット端末の受託生産事業、および小型PCの自社ブランド事業で安定した利益を上げていることから、最近、中国での電子製品・部品販売など赤字が続く事業の整理を進めている。自社ブランド・マザーボード事業についても「中核事業ではなく、継続に固執しない」と表明した。
また業界関係者は、マザーボードの世界市場は既にASUSとギガバイトの2社による一騎打ちの場となっており、来年には華擎科技(アスロック)、微星科技(MSI)、映泰(バイオスター)などの中からECSに続き撤退を表明するブランドが出現するとの見通しを示した。
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