ニュース 電子 作成日:2015年6月24日_記事番号:T00057721
パソコン大手、宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)執行長は23日株主総会で、4〜5月の売上高の低迷について「今年は欧州市場が良くない」と認めた上で、「マイクロソフトが7月末にOS(基本ソフト)『ウィンドウズ10』をリリースするまで各主要市場での出荷は慎重に対応する」と述べた。同発言から、同社の6、7月の業績は急激に回復しないが、下がることもないと市場で受け止められている。24日付工商時報が報じた。
総会では個人株主の不満が相次ぎ、4時間半の長丁場となった(23日=中央社)
エイサーは4、5月の売上高がいずれも200億台湾元(約800億円)に届かず、過去8年で最低および2番目に低い水準だった。
陳執行長は、エイサーは欧州市場で聯想集団(レノボ)、ヒューレット・パッカード(HP)に次ぐシェア3位だが、今年はユーロ安が顕著でPC需要を直撃したと指摘。EMEA(欧州、中東、アフリカ)市場でも昨年第4四半期からの原油価格急落が需要に響き、エイサーは4〜5月出荷に慎重にならざるを得なかったと説明した。
施振栄(スタン・シー)名誉董事長は第2四半期の業績について、本業の黒字は問題ないが、純利益を計上できるかは為替次第だと指摘した。
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