ニュース 電子 作成日:2015年6月24日_記事番号:T00057724
シャープの高橋興三社長は23日株主総会で、鴻海精密工業から資本支援について「話は来ていない」と述べた一方、「鴻海とは中国でのスマートフォン事業で提携しようとしたこともあり、決して同社を拒否しているわけではない」と語り、今後の関係に含みを残した。24日付工商時報が報じた。
郭董事長(中)は先週訪日し、SDP内の歩道「テリー・ロード」の命名式に出席した(中央社)
同発言は、株主からの「堺ディスプレイプロダクト(SDP、旧シャープ堺工場)を黒字にした鴻海の出資を受けないのはなぜか」との質問に答えたもの。
シャープは2012年3月、鴻海との資本業務提携を発表したが、実現していない。鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は今年3月、シャープに対し出資を伴う経営支援を提案する意向を改めて示していた。
高橋社長の今回の発言は、シャープが鴻海と提携する意欲があることを示すものと市場で受け止められているが、両社の間で交渉が再開するかは観察が必要だ。
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