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国民党中央常務委員会、洪氏批判が相次ぐ


ニュース 政治 作成日:2015年6月25日_記事番号:T00057731

国民党中央常務委員会、洪氏批判が相次ぐ

 国民党が24日開いた中央常務委員会で、総統選公認候補の指名資格を得た洪秀柱副主席(立法院副院長)に対し、本土派委員からの批判が相次いだ。25日付自由時報などが報じた。

 王金平副主席(立法院長)支持の林栄徳委員は、洪氏はこの間、米国訪問に消極的な姿勢を示したり、「王氏は立法院長を続けたければ選挙区に戻って選挙戦を戦う以外ない」と発言して王派の不満を買い、朱立倫主席の権威を傷つけるなど党の路線を壊していると批判。さらに、洪氏の対中政策方針は、中華民国原則派で中国人アイデンティティーを重視する小政党、新党の路線に国民党を近付けるもので、多くの党立法委員が口には出せないが懸念を持っていると指摘した。

 別の王氏支持の委員も、多くの本土派立法委員が洪氏とは共に戦いたくないと考えているとして、朱主席は決断を下すべきと発言した。

 朱主席はこれに対し、党員は制度の下で団結してほしいとのみ語った。