明基友達集団傘下の偏光板メーカー、明基材料（ＢｅｎＱマテリアルズ）は最近、バイオ医薬分野に積極的に進出しており、工場増設に４億～５億台湾元（約16億〜20億円）の投資を見込んでいる。25日付工商時報が伝えた。
雲林科技工業園区と中国・江蘇省蘇州市の新工場は今年第３四半期に着工され、来年完成する予定だ。
陳建志董事長は「今年上半期のバイオ医薬事業の売り上げは前年同期の２倍の成長を示した。バイオ医薬事業の成長性を有望視している」と述べた。
同社が「美若康（Miacare）」ブランドで展開するシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは、台湾市場で50％のシェアを獲得し、台湾全土の販売店は1,000カ所を超えた。５月には大手量販店、好市多（コストコ）での販売も開始した。マレーシア、シンガポールでの販売も順調に伸びている。
このほか、傷口保護や止血材などの医療用素材も今年は60％の販売増を示している。
