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日本のPP製容器輸入、全数検査に


ニュース 食品 作成日:2015年6月25日_記事番号:T00057744

日本のPP製容器輸入、全数検査に

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は24日、今年1~5月の輸入通関で、ポリプロピレン(PP)製容器など食品用器具の不合格率が10.42%に上ったと発表した。TFDAは、6月から日本のPP製容器の検査率を100%に引き上げた。25日付工商時報が報じた。


TFDAは、不合格のPP製容器は耐熱試験30分足らずで変形し、可塑剤が溶けた疑いがあると説明した(24日=中央社)

 TFDAによると、食品用器具の大部分がPP製容器で、不合格の主な理由は耐熱性を満たさないことだった。台湾大創百貨(ダイソー)が過去6カ月に日本から輸入しようとした食品用器具5,583ロットの抜き取り検査は不合格率が19.7%だった。

 1~5月輸入通関で食品や関連製品25万3,707ロットのうち429ロットが不合格となった。不合格率は2.26%。食品用器具以外の不合格率は、▽ヤマイモ・菊花など漢方薬にもなる食品、7.69%▽生鮮野菜、7.15%▽生鮮果物、5.99%▽茶類、5.14%──。

 生鮮野菜では、日本のネギ、タイのアスパラガスの農薬残留が最も多かった。生鮮果物では、日本のミカンの過去半年間の不合格率が2割に達した。