上場企業各社の年次報告書によると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の「４大幹部」、▽張忠謀（モリス・チャン）董事長▽劉徳音・共同執行長▽魏哲家・共同執行長▽左大川・シニア副総経理──の2014年度の報酬がいずれも１億台湾元（約４億円）を超えたことが明らかとなった。25日付蘋果日報などが報じた。
他に半導体パッケージング・テスティング（封止・検査）最大手、日月光半導体（ＡＳＥ）の張虔生董事長、ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）の蔡明介（ミンカイ・ツァイ）董事長および謝清江総経理も昨年度の報酬が１億元を上回った。
一方、華碩電脳（ＡＳＵＳ）の沈振来（ジェリー・シェン）執行長、宏碁（エイサー）の陳俊聖（ジェイソン・チェン）執行長の昨年度報酬は5,000万〜１億元だった。
なお、ＥＭＳ（電子機器受託生産サービス）世界最大手、鴻海精密工業の郭台銘（テリー・ゴウ）董事長の報酬は200万元以下にとどまったが、同社の昨年純利益は1,305億3,400万元と過去最高を更新。１株4.3元の株主配当を決めており、郭董事長は同社の最大株主（持ち株比率12%）として69億元の株主配当金を手にする見通しとなっている。
