ニュース 建設 作成日:2015年6月26日_記事番号:T00057768
地上波テレビ局の中華電視(華視、CTS)は25日、台北市の市民大道沿いにある現在の局舎をホテルやオフィスビルに改装する資産有効活用計画を董事会で決議した。投資額は31億台湾元(約120億円)を見込む。26日付自由時報が伝えた。
計画によると、局舎は12億元をかけて建設するビル(地下3階、地上12階建て)に2019年末に移転。現在の局舎は10億元をかけ、「ニューメディアホテル」に改装し、20年の開業を目指す。また、光復南路沿いの自社ビルは文化・コンテンツ業者にリース。3億元をかけて改装し、来年7月に使用を開始する。この他、撮影スタジオ棟は撤去し、4階建ての「中央グリーン広場」を6億元をかけて建設する。
CTSは一連の計画で年間3億8,000万元の賃料収入を見込む。CTSは現在年間2億元の赤字を出し、累積損失が16億元に上っており、賃料収入で赤字経営からの脱却を目指す構えだ。
計画は今後、CTSが属する台湾公共広播電視集団(PTSグループ)が7月下旬に開く董事会で可決される必要がある。
ただ、今回の計画は、監督官庁の文化部に事前に連絡されておらず、CTS董事会での決議が「臨時動議」という形式だったことを問題視する声もある。
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