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228記念日、民進党が台北市で大型集会


ニュース 政治 作成日:2008年2月29日_記事番号:T00005777

228記念日、民進党が台北市で大型集会

 
 1947年に起きた国民党による住民弾圧事件「228事件」から61週年に当たる28日、民進党の総統候補、謝長廷同党主席は、台湾を徒歩で縦断して謝候補への支持を呼び掛ける「逆風行脚団」活動に参加し、台北市中山サッカー場までの最後の3.5キロを支持者1万人以上とともに歩いた。中山サッカー場では同日夜、228事件の被害者も参加しての大規模集会が行われ、「犠牲となった人々の夢、この土地の主人である我々の同意なく外来政権に統治させてはならない」と訴えた。

 ただ、英BBCによると、この日の活動は、民進党が前回総統選を争っていた4年前の同日、200万人が参加して陳水扁総統再選の鍵となったとされる「手護台湾」(手をつないで台湾を守ろう)イベントほどの盛り上がりとはならなかったようだ。

 一方、国民党の馬英九総統候補は同日午前、嘉義市での228事件の紀念活動に参加し、「当時の国民党政府は腐敗しており、民衆の困窮に考えが至らず、多くの人々にぬぐい去りがたい傷を残した」と語り、「謝罪は十分ではない。過ちを繰り返さないためには歴史を忘れてはならない」と語った。台湾当代雑誌社の金恒煒編集長は、「馬候補の同事件にする態度は、4年前の連戦・宋楚瑜正副候補とは大きく異なり、選挙戦略としては成功している」と評価した。29日付中国時報などが報じた。