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ペガトロン、サーバー事業で米カビウムと提携


ニュース 電子 作成日:2015年6月26日_記事番号:T00057779

ペガトロン、サーバー事業で米カビウムと提携

 電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)は先ごろ、サーバー用プロセッサーを手掛ける米カビウム社と提携し、同社のARMアーキテクチャーのクラウド・データセンター向けプロセッサー「Thunder-X」を採用したサーバープラットフォームを開発すると発表。クラウド導入需要があるが、IT(情報技術)関連支出を大幅に増やすことを望まない企業ユーザーをターゲットとする方針だ。26日付工商時報が報じた。

 電子時報系の市場調査会社、デジタイムズ・リサーチの予測によると、台湾メーカーが製造したサーバーは今年、世界市場でシェア88.9%を占め、依然首位を維持する見通しだ。また受託メーカー別では鴻海精密工業が「末端製品の組み立て」、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が「サーバー用マザーボード」の出荷量で世界首位となる見込みだ。

 こうした中、サーバー事業で他の受託メーカーに後れを取るペガトロンは、カビウム社と提携してARMアーキテクチャーを採用した非主流製品に注力し、商機獲得を図る方針だ。

 なお、ペガトロンのサーバー事業売上高は今年、前年比15%増の8億台湾元(約32億円)に達すると証券会社は予測している。