ニュース 電子 作成日:2015年6月26日_記事番号:T00057780
アップルの腕時計型ウエアラブル(装着型)端末、「アップルウオッチ」が26日午前11時よりアップル製品の販売代理店「StudioA」や「iStore」など台北市、新北市、台中市、高雄市の10店舗で発売された。またアップルオンラインストアでも午後1時より購入が可能となった。業界の観測によると、初回入荷は600〜700台程度となったもようだ。26日付蘋果日報などが報じた。
台北市の店舗では午前9時には発売待ちの行列ができた(26日=中央社)
アップルによると、台湾での発売価格は、エントリーモデルの「アップルウオッチ・スポート」が1万1,500台湾元(約4万6,000円)から、ステンレス製の「アップルウオッチ」が1万7,900元からで、18金を使った高級モデル「アップルウオッチ・エディション」は34万元からとなっている。
「アップルウオッチ・エディション」は、StudioAの台北101店のみでの取り扱いとなる。
なお業界の試算によると、アップルウオッチは4月末に米国、日本、中国などで発売されて以降、約2カ月間の販売台数は300万台にとどまり、アップルが掲げる3カ月で500万台の目標達成は難しい状況となっている。
これについて同日付電子時報は、価格が高いこと、および市場でウエアラブル端末に対する理解が浸透していないことが要因と考えられると指摘。業界関係者も、長らく腕時計を着用していなかったユーザーに改めて着用させることは容易ではない上、ウエアラブル市場が萌芽(ほうが)期にある現在、大多数の消費者はまず、比較的低価格なブレスレット型端末を購入する傾向があると分析している。
今回、販売エリアに台湾やシンガポール、韓国などが新たに加わったが、今後も売れ行きは楽観できないと予測し、アップルは次世代アップルウオッチで製品のポジショニングおよび価格戦略の大幅な見直しを迫られそうだ。
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