ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

フィリップスが特許侵害で提訴、ギガストレージに10億元請求


ニュース その他製造 作成日:2015年6月29日_記事番号:T00057794

フィリップスが特許侵害で提訴、ギガストレージに10億元請求

 光ディスクメーカーから太陽電池用シリコンウエハーメーカーへと事業転換を果たした国碩科技工業(ギガストレージ)は26日、オランダのフィリップス社が今年第1四半期、ギガストレージ製のDVDが特許を侵害しているとして智慧財産法院(知的財産裁判所)に提訴し、さらに先月中旬に賠償請求額を従来の1,000万台湾元から10億5,000万元(約42億円)に引き上げた問題について「弁護士を通じて訴訟を進める」とした上で「請求額に根拠はなく、当社の財務に影響はない」と強調した。27日付経済日報が報じた。

 かつてギガストレージは、フィリップスがCD-Rなどに課している権利金制度が不合理だとして権利金の支払いを拒否。その後、両社は互いを提訴して法廷闘争を続けたが、最終的にフィリップスが勝訴し、ギガストレージが和解金を支払うことで合意した。

 ギガストレージはその後、段階的に光ディスク事業から撤退。現在は同製品の生産を行ってないが、今回DVDについてフィリップスからの提訴に直面することとなった。